ニュース
人事サービス 雇用・採用
掲載日:2012/09/18

ディップ、女性の働き方に対する意識調査を実施
仕事と家庭を両立しながら就業継続を望む女性は約7割

~結婚後も“働き続けると思う”未婚女性は71.3%、実際に“働き続けた”既婚女性は69.8%~

ディップ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼CEO:冨田英揮、以下ディップ)は、運営する人材派遣の求人情報サイト『はたらこねっと』にて、「女性の仕事に対する意識調査」を実施いたしましたので、その結果をご報告いたします。


【アンケート調査の目的】
今回の調査は、結婚、出産といった人生の転機における女性の働き方に対する意識の違いについてアンケート調査を行い、今後の当社のサービス向上に活かしていくことを目的として実施しました。

【調査概要】
実施方法 :WEBアンケート、調査期間:2012/5/25~2012/6/6
回答数  :717件(はたらこねっと女性ユーザー/未婚女性355件、既婚女性331件)


【アンケート調査結果の概要】
1.仕事探しで「仕事内容・職種」を最も重視するが最多(未婚女性67.0%、既婚女性50.5%)
仕事探しで最も重視するポイントは、未婚女性・既婚女性共に「仕事内容・職種」がダントツの結果となりました。未婚・既婚別では、既婚女性は未婚女性よりも「勤務地」や「勤務時間」を重視すると答えた割合が高く、通勤や勤務時間の面で家庭との両立に負担が掛からない仕事を望んでいる人の割合が高いことがうかがえました(P2Q1)。

2.希望する雇用形態は「正社員・契約社員」が最多(未婚女性62.8%、既婚女性36.6%)
希望する雇用形態では、未婚女性・既婚女性共に「正社員・契約社員」が最も多い回答となりました。しかし、既婚女性では、正社員・契約社員に比べてフレキシブルな働き方が可能な「派遣社員」、「パート・アルバイト」を望む割合の合計が53.1%を占めており、雇用形態においても家庭との両立に負担が掛からない働き方を望んでいる人の割合が高いことがうかがえました(P2Q2)。

3.仕事と家庭を両立しながら働き続けることを希望するは約7割(未婚女性71.3%、既婚女性69.8%)
結婚後も就業継続を望む割合は未婚女性・既婚女性共に約7割という結果になりました。その理由としては、『世間とのつながりを持ちたいから』、『仕事が好きだから働いていたい』と仕事は自己実現のひとつで結婚によって意識は変わらないという意見がありました(P2Q3)。

4.仕事と育児を両立しながら働き続けることを希望するは約5割(未婚女性51.3%、既婚女性46.5%)
妊娠・出産後も就業継続を望む割合は未婚女性・既婚女性共に約5割という結果になりました。その理由としては、『続けられる職場であれば、仕事を続けていきたい』、『一度やめると再就職は厳しいから』などがあり、就業を希望しながらも働く環境に不安があることもうかがえました(P3Q4)。


女性の雇用者数は年々増加傾向にあるものの、年齢階層別就業率については、いまだM字型カーブ(※)を描いており、将来労働力人口の減少が見込まれる日本においては、その解消が重要な課題だといわれております。

今回の調査結果で、結婚や出産といったライフステージの変化を経ても就業に対して前向きな女性が多いことが改めて分かりました。このように働く意欲がある女性に対して、仕事と家庭・育児を両立できる就業支援が求められます。


「はたらこねっと」は、2010年4 月より、派遣社員の求人だけでなく正社員、契約社員、パート・アルバイトの求人案件も掲載可能となりました。雇用形態を問わないワンストップサイトとして、雇用環境の変化に対応した最適マッチングと女性たちのそれぞれのライフステージでの働き方への希望を叶えられる多様な働き方のお仕事を今後も提供してまいります。

※M字型カーブ:
日本人女性の年齢別労働力率が子育て年齢期を底としてM字型のカーブを描く傾向にあることをいう


◆ 本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

(ディップ株式会社 http://www.dip-net.co.jp/ /9月14日発表・同社プレスリリースより転載)