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掲載日:2011/07/19

ディスコ 『採用活動に関する企業調査』(2011年6月)結果
~2012年度採用見込み、企業規模を問わず「増加」が「減少」を上回る~

就職情報会社・株式会社ディスコ(本社:東京都文京区、代表取締役社長:夏井丈俊)は、全国の主要企業16,718社を対象に、2012年3月卒業予定者等の採用活動に関する企業調査を行いました(調査時期:2011年6月16日~24日、回答社数:1,174社)。

2012年3月卒業予定者の採用見込みについては、全属性の総合では「増減なし」が42.5%と4割強を占めました。一方、「増加」と回答した企業は26.5%で全体の4分の1にのぼり、「減少」の16.4%を10ポイント以上上回りました。(別紙図表1参照)


1.  2012年3月卒業予定者の採用見込み
2012年3月卒業予定者の採用見込みは、全属性の総合では「増減なし」が42.5%で最も高いものの、「増加」(26.5%)が「減少」(16.4%)を10ポイント以上上回りました。従業員規模別で見ても、規模の大小を問わず「増加」が「減少」を上回っており、採用数の増加傾向は全体的な動きといえそうです。前回(2月)の調査時点でも、総合で「増加」が「減少」の2倍近くに上るなど、新卒採用市場は回復の兆しを見せていました。後に発生した東日本大震災の影響による企業活動の停滞が新卒採用市場に影を落とすことも懸念されましたが、調査時点ではその影響は限定的のようです。


2.  グローバル人材の採用について
今年度(2012年度)、海外の大学で学んでいる「日本人留学生」を採用する企業は全体の23.7%で、前年の18.4%から5.3ポイント増加しています。従業員規模別で見ると、1000人以上の大手企業が36.4%と4割に迫りますが、増加幅では、300~999人の中堅企業、300人未満の中小企業のほうが大きくなっています。(別紙図表2参照)

一方、日本の大学で学んでいる「外国人留学生」を採用する企業は全体の20.9%で、前年の16.2%に比べ4.7ポイント増。従業員規模別に増加幅を見ると、大手企業で7.5ポイント増、中小企業でも5ポイント増と高い伸びを示しました。(別紙図表3参照)


3.  2013年度の採用について
来年度(2013年度)の採用数について、今年度と比較してもらったところ、自社の採用数が「増える」との回答は全体の9.6%で、「減る」の12.1%をわずかながら下回りました。(別紙図表4参照)

さらに来年度の選考開始予定時期について聞いたところ、4月を予定している企業が34.7%と3社に1社を超えました。次いで多かったのが2月の15.4%、3月の14.2%であることからも、4月への集中度が際立っています。倫理憲章に掲げられているように、2013年度は採用広報の開始が、例年の10月から12月に変更されるため、広報期間が短くなることを懸念する企業も少なくありません。4月への集中の背景には、広報期間の不足を補うため、例年3月以前の早期に選考を開始してきた企業が選考開始を4月へと遅らせる動きもありそうです。(別紙図表5参照)

リリース本文ならびに添付資料はこちら(PDF:172KB)
 


《 『採用活動に関する企業調査』
   ~2012年3月卒業予定者等の採用活動に関する企業調査<6月調査>~概要 》

調査対象     : 全国の主要企業 16,718社
調査方法・期間 : インターネット調査法 2011年2月6月16日~24日
回答社数     : 1,174社
調査機関     : 株式会社ディスコ キャリアリサーチ


◆ 本リリースの詳細はこちらをご覧ください。


株式会社ディスコ http://web.disc.co.jp/ /7月15日発表・同社プレスリリースより転載