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掲載日:2023/02/08

仕事やキャリアの「相談」に関するアンケート調査

67%が「職場の人に相談出来ない」と回答、男性は72%と高い傾向に 理由1位は「上司に相談しにくい」46%
最初に相談したい人1位が「友人」で24%、上司や同僚は4%程度


「全ての人に可能性がある」をミッションに掲げ、個人向けのキャリアコーチング事業「キャリスピ」を展開する株式会社GOAL-B(本社:東京都品川区、代表取締役社長:中川 晃雄、以下「GOAL-B」)は、2023年1月24日に実施したインターネット調査「仕事やキャリアの相談に関する実態調査」の結果を発表します。
一都三県に在住で、会社勤めを条件とした20代から40代の男女600人(既婚・未婚含む)を対象としてアンケート調査を行い、インターネット調査には、クロスマーケティング社が運営するQIQUMOを利用しました。

67%が職場で気軽に相談できる人がいない、男性は女性に比べて10ポイント増。

20代から40代の男女600人(年代・世代に均等割)の会社員に対して、「職場で仕事やキャリアの悩みを気軽に相談できる人は居ますか?」と質問したところ、「いいえ、いません」と回答したのが67%(401人)、「はい、います」と回答したのが33%(199人)という結果となりました。男性と女性との比較でみて見ると、男性(N=300)の場合は、「いいえ、いません」と回答したのが72%(215人)、「はい、います」と回答したのが28%(85人)で、女性(N=300)の場合は、「いいえ、いません」と回答したのが62%(186人)、「はい、います」と回答したのが38%(114人)という結果となりました。約7割の会社員が「職場で仕事やキャリアの事を相談できる相手がいない」と回答しており、特に男性は、女性に比べて10ポイント多く、大きな開きがある事が分かりました。

職場で相談出来ない理由1位が「上司に相談しにくい」と回答46%、6割が男性。

「いいえ、いません」と回答した男女401人に対し、「気軽に相談出来ない理由は何か?」と質問したところ、理由1位が「上司に相談しにくい環境」と回答したのが46%(184人)、理由2位が「同僚に相談しにくい環境」と回答したのが35%(141人)、理由3位が「連絡が取りにくい」が25%(99人)という結果となりました。この傾向は男性、女性とも同じであり、理由1位、2位は、いずれも「コミュニケーション」を理由とした回答で、気軽に相談出来ない職場の雰囲気や組織の環境作りが影響しているように思われます。理由3位の「連絡が取りにくい」に関しては、テレワークによる働き方の変化が影響しているのではと予想されます。また「上司に相談しにくい」と回答した184人の男女比を見ると、男性が60%(110人)、女性が40%(74人)と男性の方が多く、男性は将来に対して、気軽に相談できる環境が少ないのではと危惧しています。

「職場での仕事・キャリアに対する相談のしにくさ」は年齢を重ねることに顕著に。

「職場で仕事やキャリアの悩みを気軽に相談できる人は居ますか?」という質問に対して「いいえ、いません」と回答した男女401人を世代別でみてみると、20代で31%(125人)、30代で34%(137人)、40代で35%(139人)と、少しずつではありますが、年齢を重ねることに顕著になり、30代を過ぎてからは、相談のしにくさは安定傾向にあるように伺えます。「年齢的に管理職に就いたり、家庭を持つなどの家庭環境の変化も理由として挙げられます。お金をもらうために、仕事は我慢するものだと考えている人も多いかもしれません。しかし、これからの日本には、もっと自由に、活発に仕事やキャリア、将来に関して相談ができる職場作りが必要なのではと感じています」(キャリアコーチング事業責任者・島田隆則)。

仕事やキャリアについて最初に相談したい人1位は「友人」で24%、上司や同僚は4%。

続けて「仕事やキャリアについて、最初に相談したい人は誰ですか?」(N=600)と質問したところ、1位が「友人」で24%(143人)、2位が「相談したくない」で22%(134人)、3位が「家族」で21%(128人)という結果となりました。「本音」で話ができるのは、やはり身近な存在が上位を占め、上司や同僚は4%(いずれも21人)と非常に低く、会社、組織内で「本音」で会話できる環境が希薄であることが伺えます。
 
15%がキャリアコーチングに興味があると回答。

アンケートの最後に「今、仕事やキャリア相談が気軽にできる「キャリアコーチング」が話題です。機会があれば受けてみたいと思いますか?」(N=600)と質問したところ、「はい、思います」と回答したのが15%(90人)、「いいえ、思いません」と回答したのが44%(267人)、「どちらでもない」と回答したのが41%(243人)という結果となりました。「利用者の6割がZ世代で、9割が男性です。アンケートの結果にもあった通り、年齢を重ねることに職場では相談しにくい環境がある。今後は、30代、40代の働き世代の利用も増えていくのでは」(キャリアコーチング事業責任者・島田隆則)と考えています。

 

◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

(株式会社GOAL-B / 2月2日発表・同社プレスリリースより転載)