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人事サービス 人材育成・研修
掲載日:2022/12/07

2022年度新入社員 入社後半年後調査レポート

企業研修、人事組織コンサルティング事業を行う株式会社シェイク(本社:東京都千代田区/代表取締役社長:吉田実)は、入社後半年の新入社員に焦点を当て、

・どのようなモチベーション状況にあるのか?
・彼らはどのようなマインドで仕事と向き合っているのか?
・彼らが入社後感じたギャップはどのようなものか?
・上記を踏まえて、今後どのような育成をすべきか?
・来年度の新入社員研修、育成において何を留意すべきか?

といった観点を探るために、約600名の新入社員を対象に9月中旬~10月上旬に実施したアンケートから分析・考察を行い、「2022年度入社 新入社員入社後半年レポート」を発行いたしました。

本プレスリリースでは、アンケート結果を抜粋してご紹介いたします。


【Point1】「上司・先輩」のかかわりの量が多い新入社員はモチベーションが高く、特に仕事の具体的なアドバイスを受けている新入社員はモチベーションが高い

現在のモチベーションについては 、 84.9%の新入社員が「どちらかというと高い」以上を選択しました。
また、モチベーションが「かなり高い」「高い」新入社員は、全体的に上司・先輩とのかかわりの量が多く、特に具体的なアドバイスを受けていることがわかりました。

【Point2】失敗や周囲の目を恐れ、挑戦できない可能性がある

「うまく行かないかもしれない挑戦は避けたいか」、「 周囲の人から、できない人だと思われたくないか」という項目について 、 2021年と比較して 「いつもそう思う 」、「 ときどきそう思う」と回答した新入社員が増加しました。

よって、昨年よりも、できない人と思われることや、失敗に対する回避傾向が強まっているため、新入社員の行動を後押しするための周囲とのかかわりの重要性が高まりそうです。

【Point3】配属後、ネガティブなギャップを感じた新入社員のうち「今の仕事に対する自分自身の適性が低い」と感じた方が、34.2%

「配属後、仕事や職場環境に対して配属前の想像とのネガティブな意味でのギャップを感じたことがあるか」について、25%(146名)の新入社員が「ある」と回答しました。

ネガティブな意味でのギャップを感じた25%(146名)の新入社員がギャップを感じたポイントとしては、「想像していたよりも、今の仕事に対する自分自身の適性が低い」が34.2%で最も多くなりました。

入社後半年の段階で「仕事に対する適性が低い」と捉えている新入社員が一定数おり、
職場風土や育成に対してよりも、「仕事」に対してギャップを感じていることがわかりました。
これを踏まえ、早い段階で仕事や自分の能力に対して否定的ではない見方ができるよう、
サポートする必要があると言えます。

【Point4】早期から「見て学ぶ」、「自分で情報をとりに行く」ことを求める育成は、モチベーションや成長期待の低下につながる可能性がある

今どのような育成を受けているか(当てはまるものを3つ選択)という項目において、
「自分の興味関心、意向を踏まえて仕事が渡されている」を除いて、
2021年の数値と比較した際の増減は 5%以内という結果であり、2021年から2022年の1年間で職場の育成環境は大きく変わっていないと言えます。

現在新入社員が受けている育成と仕事に対する現在のモチベーションの関係性についてですが、「確実にスキルや知識を身に着けるよう丁寧に指導されている」と感じている新入社員は、モチベーションが高い傾向にあることがわかりました。

一方で、「上司や先輩 の背中をみて、真似することで仕事を覚えている」、「自ら学んだり、情報をとりに行くことが重視されている」と感じている新入社員は、モチベーションが低い傾向にあることがわかりました。
 

◆本リリースの詳細はこちらをご覧ください。

(株式会社シェイク / 12月2日発表・プレスリリースより転載)