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掲載日:2022/11/15

派遣の仕事探しの条件に関する調査

仕事探しの上で譲れない条件トップ3は「時給」「勤務時間」「勤務地」。
在宅勤務の需要は、都市圏より地方エリアのほうが高い傾向に。

 

人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する日本最大級の派遣情報サイト『エン派遣』上で「派遣の仕事探しの条件」についてアンケート調査を行ない、3,563名から回答を得ました。以下、概要をご報告します。
 

調査結果 概要

  • 仕事探しの上で譲れない条件トップ3は「時給」「勤務地」「勤務時間」。在宅勤務の需要は、都市圏より地方エリアのほうが高い傾向に。
  • 妥協できる条件、上位は「服装・髪型・ネイルの自由度」「正社員登用あり」「派遣先の業界・規模」。
  • 希望の求人でも、応募をためらったり、見送った経験がある方は8割。理由の上位は「応募資格を満たしているか」の不安や、求人情報の不足。
     

調査結果 詳細

1:仕事探しの上で譲れない条件トップ3は「時給」「勤務地」「勤務時間」。在宅勤務の需要は、都市圏より地方エリアのほうが高い傾向に。

「派遣の仕事探しで譲れない条件はありますか?」と伺うと、91%が「ある」と回答しました。譲れない条件がある方に上位5つの条件を伺うと、トップ3は「時給」(50%)、「勤務地」(47%)、「勤務時間」(41%)でした。続けて最も譲れない条件を伺うと、第1位は「時給」(17%)でしたが、第2位は「勤務時間」(14%)、第3位「勤務地」(13%)と順位が逆転しました。
最も譲れない条件について、エリア別でみると三大都市圏(関東・東海・関西)のトップ3は「時給」(17%)、「勤務時間」「勤務地」(いずれも14%)でしたが、その他エリアのトップ3は「時給」(17%)、「勤務時間」「在宅勤務OK」(いずれも12%)でした。都市圏と比較すると、地方エリアのほうが在宅勤務の優先度が高いことがわかりました。

Q:最も譲れない条件について、譲れない理由を教えてください。

「時給」について

・時給は高ければ高いほどモチベーションに繋がるので1番見てしまう。(20代女性)
・生活していくうえで必要になってくるため。低すぎるとそこでは働けないという判断になる。(20代女性)

「勤務時間」について
・以前は正社員で勤務していたが、残業しても残業代が出ず、シフトも日によって大きく変わるため、生活リズムを整えるのにとても苦労した。それらの経験から、勤務時間が固定されていて、残業分もしっかり給与に反映される派遣という働き方がしっくり来る。(20代女性)
・プライベートを重視したいので仕事に余計な時間を取られたくない。(20代女性)

「勤務地」について
・あまり遠くで働きたくない。気軽に働きたい。通勤に時間を使うなら、その分働きたいと思うため。(20代女性)
・子どもの不測の事態の時に、すぐに駆けつけられるように。(30代女性)

「在宅勤務OK」について
・コロナ禍ということもあり、出勤の時間がなく自宅で仕事をすることで感染リスクを下げることができると思うため。(30代女性)
・環境からストレスを受けやすく、仕事に支障が出るため。(30代女性)
 

2:妥協できる条件、上位は「服装・髪型・ネイルの自由度」「正社員登用あり」「派遣先の業界・規模」。

派遣の仕事探しで妥協できる条件を伺うと、上位は「服装・髪型・ネイルの自由度」(37%)、「正社員登用あり」「派遣先の業界・規模」(いずれも28%)でした。これまでに条件を緩和してよかった経験や、反対に条件を緩和して後悔した経験について、具体的なエピソードをあわせて紹介します。
 

Q:これまでに条件を緩和してよかった経験や、反対に条件を緩和して後悔した経験があれば教えてください。

条件を緩和してよかった経験
・今まで9時から18時でしか働いたことがなかったが、10時スタートの場合は通勤なども人が少なく楽だった。またフレックス制度を導入している企業も多くあり、選べる幅が広がった。(30代女性)
・契約期間や時給が希望通りではないが、生活するために妥協した結果、仕事の視野が広がった経験がある。(30代女性)

条件を緩和して後悔した経験
・見た目の自由度が厳しいところで働いた時は、モチベーションが下がってしまった。派手ではなくても、ある程度好きな格好や綺麗な格好をして仕事をしたい。(20代女性)
・業務内容を優先して選んだが、結局通勤時間が長過ぎて、体力的に厳しくなり長続きしなかった。(30代女性)
 

3:希望の求人でも、応募をためらったり、見送った経験がある方は8割。理由の上位は「応募資格を満たしているか」の不安や、求人情報の不足。
「条件にピッタリな求人を見つけても、応募をためらったり、応募を見送ったことはありますか?」と伺うと、78%が「ある」(よくある:34%、ときどきある:44%)と回答しました。応募をためらった経験がある方に理由を伺うと、第1位は「応募資格を満たしているか不安」(49%)で、第2位に「情報が不足している」(32%)が続きました。上位の回答について、具体的な声もあわせて紹介します。

Q:応募をためらったり見送った理由について、具体的に教えてください。

「応募資格を満たしているか不安」について
・自分のスキルが世の中で認めてもらえるのかが心配になってしまう。(20代女性)
・Office、Adobeソフトは使えるが、どのレベル感なのか詳しく記載がない場合、応募基準を満たしているのか不安になり、応募を見送ってしまうことが多い。(30代女性)

「情報が不足している」について
・求人に興味を持って読み進めるも、自分の譲れない条件の記載がなかったり、表現が曖昧だったりして応募をやめたことがある。(20代女性)
・どのくらい自由に休みが取れるか、勤務日を決められるのか。自分にとっては大切なポイントだが、求人情報に詳しく載ってないことが多くて応募をためらってしまう。(30代女性)
 


【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:『エン派遣』を利用しているユーザー
■有効回答数:3,563名
■調査期間:2022年9月1日~10月3日

問い合わせ先
エン・ジャパン株式会社
広報担当:清水、高田、齊藤
TEL:03-3342-6590
E-mail:en-press@en-japan.com

 

◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(エン・ジャパン株式会社/11月1日発表・同社プレスリリースより転載)