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掲載日:2022/08/19

中間管理職約312名を対象「職場の悩みアンケート」

中間管理職が抱える深い悩み
2022年春以降出社復活してもコミュニケーションが困難
中間管理職の約5割が“他者との関係性”に最も頭を痛める

株式会社みらい創世舎(東京都三鷹市 代表取締役:森泰造)は、企業の組織活性化と意欲的にチャレンジができる次世代のリーダーを増やすことを目指すコーチングコミュニティ「日本GHCDコーチング協会」を2022年8月8日(月)に設立しました。設立に先駆け、2022年7月に日本で中間管理職として働く方、約312名を対象とした「リーダー・管理職の実態調査 職場の悩みアンケート」を実施、組織の働き手が抱える課題とその解決方法を探りました。

 

■「リーダー・管理職の実態調査 職場の悩みアンケート」結果(一部抜粋)

◇長引くコロナ禍における働き方(勤務形態)の変化とその影響 約6割に変化あり。
コロナ禍が長期化する中、比較的最近である2022年春以降に絞り、コロナ禍の影響や働き方への変化があったか尋ねてみると、59%、約6割の方が「変化があった」と返答しています。「はい」と回答された方の変化として、「リモートと出社併用」が最も多く49%、「基本毎日出社」が34%で、出社を伴う勤務形態が8割を超え、フルリモートは5%にとどまりました。

◇長期にわたるコロナ禍の具体的な影響では「コミュニケーションの減少」への影響が数多く見られました。
回答では、コロナ禍ならではの「コミュニケーション」というワードが目立ち、37回登場していました。「コミュニケーションの減少とそれによる意思疎通困難」といった内容がメインで、中間管理職としてチームを管理する立場だからこそ把握したい部分(部下のメンタルやモチベーション)が十分に把握できないなどといった影響があることがわかりました。また、全回答者の6割となるコロナ禍による環境変化のあった方々のうち8割が出社を伴う勤務であるにも関わらず、コミュニケーションに関する悩みが尽きないこともわかってきました。

◇他者との関係に悩む中間管理職 職場で最も頭の痛いことの約5割が「人間関係」「チームマネジメント」
「職場で最も頭の痛いことやご自身の課題、悩み事は何ですか?」という質問に対し、「人間関係」が最も多く26.3%、これに「チームマネジメント」を合わせた「他者との関係性に関わること」は47%と約5割を占めていました。さらにその具体的な内容についての質問回答では、中間管理職だからこそ、上と下の間に挟まれる立場で気を使いストレスを感じたり、周囲の言動が利己的と考え苦悩を感じるケースが多く見受けられます。
 

◇総括:
アンケートによって、多くの中間管理職の方が非常に深い悩みを抱えている実態がわかりました。長引くコロナ禍によって、働き方が状況によって激しく変化、それに中間管理職として対応していくことの困難さがあり、さらにリモートなどの影響で、他者とうまくコミュニケーションをとれないことがマネジメントに影響を与え、働き手のストレスとなっている実態が浮き彫りになりました。また、上と下の間に挟まれる立場で気を使いストレスを感じたり、周囲の言動が利己的と感じる中間管理職の方々の苦悩が垣間見られました。彼らの理想は「相互理解」であり、お互いの考えを尊重し理解した上で、仕事に取り組めることであることもわかりました。GHCDコーチングは、人間関係における相互理解と成長を目指すメソッドであり、協会の活動を通じ手法を広めていくことで、中間管理職の悩みを軽減し、活躍できる人材を育てていきたいと考えています。


<調査概要>
意図:組織で働く働き手が抱える課題や解決の方向性を探るためのデータ収集
実施期間:2022年7月6日~28日
アンケート対象:企業や組織で働く中間管理職、リーダー格の方
調査方法:インターネットアンケート
回答数:312件

 

◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社みらい創世舎/ 8月8日発表・同社プレスリリースより転載)