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掲載日:2022/05/26

リアルでの面接「自信がない」の回答が55.6%に迫る。「リアル面接に慣れていないので、緊張してしまう」の声

株式会社学情(本社:東京都千代田区)は、2023年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、就職活動に関するインターネットアンケートを実施。今回は、「面接」をテーマに調査しました。リアルで実施する面接について、「自信がある」「やや自信がある」と回答した学生は18.0%でした。「自信がない」「やや自信がない」の回答は55.6%に達し、自信があると回答した学生の3倍以上となっています。「リアル面接を経験する機会が少ないので、不安がある」「リアル面接に慣れていないので、オンライン面接よりも緊張してしまう」などの声が上がっており、リアル面接を経験する機会が少ないことから、自信を持てていない学生が多いと推察されます。


【TOPICS】
(1) オンラインで実施する面接に「自信がある」と回答した学生は22.3%、「自信がない」の回答は46.4%
(2) リアルで実施する面接に「自信がある」と回答した学生は18.0%、「自信がない」の回答が55.6%に迫る
(3) リアル面接に自信を持てていない理由は、「リアル面接の経験が少ないから」が最多

 

【調査の背景】
コロナ禍で3年目となる就職活動。2023年卒の学生は、大学生活の大半をコロナ禍で過ごしてきました。インターンシップやセミナー、一次選考などはオンラインで実施する企業が多く、就職活動においても、オンライン形式での参加が多くなっています。一方、最終選考はリアルで実施する企業が多いことから、「リアルでの面接に慣れていない」「大切な最終面接のみリアルで、緊張してしまう」など不安の声が上がっています。6月には、ルール上の選考解禁を迎えることを受け、オンライン・リアルで実施する面接への自信の有無について調査しました。
 

(1) オンラインで実施する面接に「自信がある」と回答した学生は22.3%、「自信がない」の回答は46.4%

オンラインで実施する面接について、「自信がある」「やや自信がある」と回答した学生は22.3%でした。「自信がない」「やや自信がない」の回答が46.4%に達し、自信があると回答した学生の2倍以上となっています。
オンライン面接に自信があると回答した学生からは、「リアル面接よりも、オンライン面接に参加する機会が多いので慣れている」「大学の面接練習でも、オンライン面接を想定して練習をしてきた」「リアル面接と比較すると、緊張しにくい」などの声が寄せられています。一方、オンライン面接に自信がないと回答した学生からは、「オンライン面接では、カメラを見て話すので、面接官の表情や反応を見ながら話すことが難しい」「自分の伝えたいことが、伝えられているか分かりにくい」「面接のなかで企業の雰囲気や求める人物像を掴むことが難しい」などの声が上がりました。雰囲気や熱量などを感じ取ったり、伝えたりすることが難しいと感じている学生が多いことが分かります。
 

(2) リアルで実施する面接に「自信がある」と回答した学生は18.0%、「自信がない」の回答が55.6%に迫る

リアルで実施する面接について、「自信がある」「やや自信がある」と回答した学生は18.0%でした。「自信がない」「やや自信がない」と回答した学生は55.6%で、自信があると回答した学生の3倍以上となっています。リアル面接に自信がないと回答した割合は、オンライン面接よりも9.2ポイント高くなりました。「リアル面接を経験する機会が少ないので、不安がある」「リアル面接に慣れていないので、オンライン面接よりも緊張してしまう」「入退室のマナーなど、リアル面接でのマナーが分からない」などの声が上がっており、リアル面接を経験する機会が少ないことから、自信を持てていない学生が多いと推察されます。
 

(3) リアル面接に自信を持てていない理由は「リアル面接の経験が少ないから」が最多
リアル面接に自信を持てていない理由は、「リアル面接の経験が少ないから」が73.1%で最多。次いで、「リアル面接は緊張してしまうから」61.8%、「リアル面接でのマナーが分からないから」40.2%が続きました。
 

■調査概要
・調査対象:「あさがくナビ2023(ダイレクトリクルーティングサイト会員数No.1)」へのサイト来訪者
・調査方法:Web上でのアンケート
・調査期間:2022年4月19日~2022年4月28日
・有効回答数:649名

 

◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社学情/5月19日発表・同社プレスリリースより転載)