[人事サービス]2022/05/02

1on1ミーティング導入の実態調査

1on1ミーティング導入目的の 1位は「社員の主体性・自律性の向上」
上司部下の 関係性 が良くなったなどの効果がある一方、上司の面談 スキル不足など課題も明らかに

 

企業における経営・人事課題の解決および、事業・戦略の推進を支援する株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(本社:東京都品川区 代表取締役社長:山崎 淳 以下、当社)は、2022年1月に全国主要都市圏の企業にて人事系業務を担当する正社員936 名に対し、「1on1ミーティング導入の実態調査」を実施し、「1on1ミーティング導入の目的」や「1on1ミーティングの導入効果」など、調査結果から見える実態について公表しました。
 

1. 調査の背景

近年、リモートワークの進展、多様な価値観の従業員が増えたことなどにより、人材マネジメントの難度が増しています。マネジメント支援施策の一環として1on1ミーティングを導入する企業が増えている一方で、すでに導入されている企業から、より活用していくためのご相談を受けることが増えてきました。そこで、全国主要都市圏の企業において、1on1ミーティングの実施実態を明らかにし、効果的なご支援につなげることを目的に、本調査を実施しました。


2. 調査の結果

● 1on1ミーティングを導入している企業は約7割
1on1ミーティングの施策としての導入率について尋ねたところ、従業員規模3,000名以上の企業では75.7%、700~2,999名企業では69.9%、100~699名企業では57.7%となり、全体では7割近くの企業が、1on1ミーティングを施策として導入しているという結果となりました。
 

● 導入している企業の内、約6割が「3年以内に導入」
導入時期について尋ねたところ、60.5%が「3年以内に導入した」と回答しました。

→ 2020年からのコロナ禍の影響でリモートワークが一気に進展し、部下と話す機会を意図的につくる必要性が感じられたことも、導入が進んだ要因の一つだと考えられます。
 

● 導入の目的は社員の自律促進
1on1ミーティング導入の目的について、施策の狙いが多岐に渡る事例も少なくないため、重要な上位3つに絞って回答してもらいました。その結果、1位は「社員の主体性・自律性の向上」で52.5%、2位は「自律的キャリア形成の支援」で41.5%となりました。

→ 近年、企業ではVUCAと呼ばれる変化の大きなビジネス環境の中で、トップダウン型のマネジメントが通用しづらくなり、一人ひとりの従業員が自律して課題設定、業務遂行していくことが求められています。さらに各自が仕事の意味や担当する範囲を主体的に捉え直し、自律的にキャリアを設計していく姿勢も期待されています。一方で、職場の実態としては、業務の細分化により、課題や取り組むテーマが小粒だったり、課題の前提条件がすぐに変わってしまったり、ということが多くみられます。
一生懸命取り組んでも、報われない雰囲気が社内で醸成されてしまうと、職場へのエンゲージメント低下に繋がります。1on1ミーティングという「上司と部下による1対1の定期的な面談機会」を通じて、この今日的な職場課題へ対応することが現場に期待されていると推察されます。
 

● 6割以上の企業で「上司と部下のコミュニケーションの機会が増えた」
1on1ミーティングの効果について尋ねたところ、60.1%が「上司と部下のコミュニケーションの機会が増えた」、46.5%が「部下コンディションの把握ができている」40.2%が「上司と部下が本音で話せる関係になっている」と回答しました。

→ 特定の人に接する回数が増えることで、その対象への印象が良くなることは、「単純接触効果(ザイオンス効果)」と呼ばれ、よく知られているところです。上司と部下においても1on1ミーティングを設定し、意識的にコミュニケーション機会を設けることで、関係性の向上に寄与していることがうかがえます。基本的なことですが、この関係性の構築ができていることが大事な一歩と考えられます。
 

● 「上司と部下の関係性が良くなった」が約4割
職場・組織にどのような変化が出ているかを尋ねたところ、「上司と部下の関係性が良くなった」が40.9%、「部下のモチベーションが上がった」が36.4%となりました。

→ 特になしという回答が、14.7%に留まっていることから、1on1ミーティングを導入することで、上司部下の関係性や職場風土にポジティブな影響が出ることが伺えます。
 

● 導入後の課題は上司の負荷と面談スキル向上
現時点での課題を尋ねたところ、「上司の面談スキルの不足」が47.2%、「上司負荷の高まり」が44.6%でした。

→ 1on1ミーティングという、「上司と部下による1対1の定期的な面談機会」は、一見すると導入が簡単なように感じられます。しかしながら、導入企業からは、「上司の面談スキルの不足」と「上司負荷の高まり」という課題が浮き彫りになりました。ここから、1on1ミーティングを導入する際は、ただ号令をかけるだけではなく、1on1ミーティングを実践する上司に対して、スキル向上の機会や負荷軽減につながる支援が必要なことが伺えます。
 

■調査概要
調査対象:首都圏、大阪圏、名古屋圏の企業にて人事系業務を担当する正社員
有効回答数:936名
実施時期:2022年1月
調査方法:インターネット調査

属性分布:
【従業員規模 100名以上】
100~699名 33.3%
700~2999名 33.3%
3000名以上 33.3%

【所属部署】
人事部門で人事関連業務に携わっている 50.0%
人事以外の部門(企画、総務など)で人事関連業務に携わっている 50.0%

【地域】
関東地方 33.3%
中部地方 33.3%
近畿地方 33.3%
 

【問い合わせ先】
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
社外広報 岩本 宏子、成田 貴代、小川 明子
Mail:press@recruit-ms.co.jp Tel: 03-6670-1042
 

◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社リクルートマネジメントソリューションズ / 4月25日発表・同社プレスリリースより転載)


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