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人事サービス 雇用・採用
掲載日:2022/04/18

大学生の就職活動・企業選びの実態調査

株式会社ガロア (GALOIS Inc.、本社:東京都港区、代表取締役CEO:浅井亮祐、以下当社)は、日本全国の学生を対象に現在の就活状況に対する意見の調査を行いました。調査結果の概要および詳細は以下の通りです。
 

<調査概要>※一部抜粋
■大学生の企業選びの基準
「Q2.就職活動の企業選びで重視することは?」(n=455)と質問したところ、当てはまると回答する大学生が多かった項目が以下の3つである。

・会社の雰囲気や価値観が合う
・社長や社員の人柄が良い
・ワークライフバランスがとれる

若年層世代の特徴とされる「多様性を重視し、自分や人の価値観が尊重されあう関係を求めること」や「プライベートを重視し、すべてを仕事に捧げることを嫌うこと」などの傾向が、アンケート結果に現れていると推測できる。
 

■どのくらいの規模の企業を希望するか
「Q3.企業の規模についてはどう考えますか?」(n=455)と質問したところ、企業規模ではなく仕事内容が大きな判断軸になっていることがわかった。

その中でも、「やりたい仕事ができるなら大企業がよい」が38%、「やりたい仕事ができるなら中堅・中小企業でもよい」が31%となった。
「やりたいこと」、とにかく大企業が一番であるといった雰囲気は感じられない。中小企業としては、ネームバリューに左右されず優秀な人材を集めることができるため、チャンスであり、大企業としてはネームバリューに頼らない採用施策を考えていく必要がある。


■​大学生が理想とする働き方
次に、大学生455人を対象に「Q7.どのような働き方ができる会社に魅力を感じますか?」(n=455)と質問した。その結果、「フレックス制や時間有給で働くことができる」や「リモートワーク・遠隔地勤務が可能であること」が理想の条件であると回答する方が、多く見受けられた。

リモートワークでの出勤が理想的な条件であると回答した方に対して、さらに「Q8.出社の頻度はどれくらいが望ましいですか?」(n=388)と質問を行った。
その結果、週2・3回の出勤が理想的であると回答する方が多かった。プロモーション内容を大学生にとって魅力的なものにし、採用効率を上げていくうえで、1つの指標となるだろう。
 

■新型コロナにより、企業選びの基準がどのように変わったか
「Q10.新型コロナの流行以降、就職活動の企業選びや働くことに対する考え方は変わりましたか?」(n=455)と質問したところ「変わった」が43%、「変わらない」が57%となった。
新型コロナの影響を受け、およそ2人に1人の企業選びの基準や理想の働き方が変わっていることから、効率的に採用活動を進めるうえで、Withコロナにおける就活生の考えを理解する必要がある。

▼「Q11.どのように変化したか具体的に教えてください。」(n=197)回答

【志向の変化】
・業界の安定性を意識するようになった(ホテル業・観光業など)
・将来性(ITやDX)を重視するようになった
・食品業界に志望が変化した
・変化に柔軟な会社を希望するようになった
・医療従事者を目指すようになった

【就職活動の変化】
・オンライン面接が増えた
・競争率が上がったように思える
・やりたい業種の新卒募集が減った(していない)
・留学できず、語学を使った職を選べなくなった

【働き方の変化】
・リモートワークできる会社かどうかが選定基準に入った
・実家との行き来がしやすい勤務地を希望するようになった
・都会だけでなく田舎での就職も視野に入れるようになった
・自分の時間を大切にしたいと思った
・副業も視野に入れるようになった
 

■調査概要
調査期間:2022年3月9日(水)~2022年03月17日(木)
調査対象:全国、ガクセイ協賛に登録する約600の学校の学生
調査方法:インターネット調査
対象者数:4年制・短期大学・専門学校を含む学生455名



◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社ガロア/4月12日発表・同社プレスリリースより転載)