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掲載日:2022/03/09

2月時点の内々定率は22.2%。前月比2.8ポイント増で、昨年同時期よりも伸び率は小幅に留まる。

株式会社学情(本社:東京都千代田区)は、2023年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、就職活動に関するインターネットアンケートを実施。今回は、「内々定の獲得状況」をテーマに調査しました。2022年2月時点の内々定獲得率は、22.2%。前月比では2.8ポイント増加しました。昨年同時期は、1月から2月にかけて4.9ポイント増加していたことから、オミクロン株の感染拡大やまん延防止等重点措置の適用が、内定率の伸び幅を押し下げたと推察されます。文理別の内定率は、文系19.7%、理系27.0%となっており、理系が文系を上回りました。内々定を獲得している学生1人あたりの、平均内々定獲得社数は「1.70社」です。1人あたりの、平均内々定保有数は「1.42社」となっており、内々定獲得と共に、内々定辞退も行っていることが分かります。一方、「内々定を獲得し、就職活動を終了した」と回答している学生は3.7%に留まり、大多数の学生が就職活動を継続していることが分かります。

【TOPICS】
(1) 2月末時点の内々定率は22.2%。前月比は2.8ポイント増に留まる
(2) 文理別内々定率は、文系と理系が逆転。文系19.7%、理系27.0%の結果に
(3) 1人あたりの内々定獲得社数は、平均「1.70社」。前月比+0.26社増加。
内々定獲得と並行して、内々定辞退も行っている傾向
(4) 「内々定獲得に伴い、就職活動を終了」と回答した学生は3.7%に留まる。
89.0%が「就職活動をしている」と回答


(1) 2月末時点の内々定率は22.2%。前月比は2.8ポイント増に留まる
2022年2月時点の内々定率は、22.2%。前月比では2.8ポイント増加しました。昨年同時期は、1月から2月にかけて4.9ポイント増加していたことから、オミクロン株の感染拡大やまん延防止等重点措置の適用が、内定率の伸び幅を押し下げたと推察されます。

(2) 文理別内々定率は、文系と理系が逆転。文系19.7%、理系27.0%の結果に
文理別の内々定率は、文系19.7%、理系27.0%でした。2021年12月、2022年1月の調査では、2ヵ月連続で、文系が理系の内定率を上回っていましたが、2月の調査で逆転しました。3月の広報解禁を前に、理系学生の内々定獲得が進んでいると言えます。

(3)1人あたりの内々定獲得社数は、平均「1.70社」。前月比+0.26社増加。
内々定獲得と並行して、内々定辞退も行っている傾向

現在まで、累計で獲得した内々定社数は「1社」が69.9%で最多。次いで、「2社」16.7%が続きました。内々定を獲得している学生1人あたりの、平均内々定獲得社数は「1.70社」で、前月比0.26社増加しました。1人あたりの平均内々定保有数は「1.42社」となっており、内々定獲得と共に、内々定辞退も行っていることが分かります

(4)「内々定獲得に伴い、就職活動を終了」と回答した学生は3.7%に留まる。
89.0%が「就職活動をしている」と回答

現在の就職活動状況について、「内々定を獲得し、就職活動を終了」と回答した学生は3.7%に留まりました。内々定獲得後も、就職活動を継続している学生が多いことが分かります。「就職活動をしている」89.0%、「まだ就職活動をしていない」7.3%となっています。「まだ就職活動をしていない」の回答は3.2ポイント減少し、広報解禁を前に多くの学生が就職活動を開始していることが分かります。


■調査概要
・調査対象:2023年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生
・調査方法:Web上でのアンケート
・調査期間:2022年2月17日~2022年2月24日
・有効回答数:556名
※本調査の結果を全体で見る場合に、文理男女別の回答格差をなくすため、ウエイトバックを行っています。
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、
択一式回答の合計が100.0%にならない場合あります。


◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

(株式会社学情/2月28日発表・同社プレスリリースより転載)