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人事サービス 人材育成・研修
掲載日:2021/04/27

英語教育を導入・検討している企業へのアンケート
半数の企業が中長期的に3割以上の社員に英語が必要になる

機械学習エンジンとネイティブスピーカー講師の融合による独自の英語学習をプロフェッショナル向けに提供する株式会社NEIジャパン(本社:兵庫県神戸市、代表取締役:Frith Maier、以下「当社」)と株式会社インフォデザイン(本社:愛知県名古屋市、代表取締役 門脇 純)は自社にて社員への英語学習を導入している・または導入を検討している企業の人事・教育担当者506名を対象に、企業における英語学習の状況を知るためにアンケート調査を実施しました。現在「ビジネス英語」というカテゴリーの中では、各社様々なメソッドが幅広い料金体系で提供されています。日本の教育制度では四年生大学まで含めれば足掛け10年は英語を学んできているにも関わらず、英語に苦手意識を持つ人も多くいます。企業が社員に提供する最適な英語学習はどうあるべきか、また企業が社員に求めている英語能力はどのようなものかが示されました。

★調査結果のポイント
1.半数の企業が30%以上の社員に英語が必要
2.およそ半数の企業が社員の英語パフォーマンスに不満
3.社員のモチベーション維持の鍵は苦手意識の脱却と本人に深く関連した学習内容
4.評価尺度としてTOEICや英検の利用は減少するも、適切な評価尺度を持たない企業が増加


FACT1:およそ半数の企業が30%以上の社員に英語が必要
Q:将来の事業展開や中長期的な経営計画も見据えた上で、あなたの会社で英語が必要な社員は全社員のうち、どのくらいの割合ですか?

英語学習を導入しているか、導入を検討している企業のうち、30%以上の社員に英語が必要とする企業の割合は49.5%とおよそ半数を占めます。

FACT2:およそ半数の企業が社員の英語パフォーマンスに不満
Q:社員が実際に業務で英語を使う際、そのパフォーマンスに満足していますか。

「とても不満」、「不満」、「やや不満」を合計すると53.4%となり、半数以上が社員の英語パフォーマンスに不満を持っています。「やや不満」の36.6%が最も多く、次いで「やや満足」の28.9%が多いです。

FACT3:社員のモチベーション維持の鍵は苦手意識の脱却と本人に深く関連した学習内容
Q:社員の英語学習へのモチベーションを維持し、目標に達するまで継続的に学習してもらうために必要な要素として、各要素はどの程度あてはまりますか。

最も多く挙げられているのは「英語への苦手意識や話すことへの恐怖から脱却できること」87.2%。次いで、「受講者の意向や興味関心に合わせた学習内容」84.0%、「目に見える評価とフィードバック」82.8%、「間違いをしても気にならないプライベートなレッスン」82.6%と続きます。
この結果から、社員の英語学習へのモチベーションを維持するためには、まず英語への苦手意識を無くすことが大事です。次に受講者に合わせた学習内容で受講者の興味関心を高めること、さらに目に見える評価やフィードバックを行い、受講者に成長を実感させることが鍵になります。

FACT4.評価尺度としてTOEICや英検の利用は減少するも、適切な評価尺度を持たない企業が増加
Q.社員の英語学習の習熟度をどのようにして測っていますか。(MA)

それぞれの英語学習の評価尺度について、過去に採用したことがある割合と、現在採用している割合を比較すると、TOEICは過去の採用は60.9%、現在の採用は19.2%と、およそ1/3に減っている。英検も同様に過去の採用は33.6%、現在の採用は13.6%と半分以下に減っている。一方、TOEFL iBTは過去の採用は13.4%、現在の採用は20.6%、「あなたの会社で独自に設定していたテストや面接」は過去の採用が10.1%、現在の採用は15.4%と、ともに5%以上増えている。最も増えているのは、「これといった尺度をもっていない」が過去は18.6%、現在は33.4%と大幅に増えている。つまり、従来は英語学習の評価尺度としてTOEICや英検を採用していたものの、何らかの理由でこれらを採用しなくなり、代替の評価尺度を見つけることができていない企業が増えていることが示されている。

<調査方法>
インテージのインターネット調査モニターで2021年4月8日から14日にかけて調査。従業員数10人~5000人の会社に勤めている人事・教育の担当者をスクリーニングし、506サンプルを回収。

 

◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

(株式会社NEIジャパン / 4月23日発表・同社プレスリリースより転載)