厚生労働省は毎月勤労統計調査平成31年3月分結果速報を、今般とりまとめましたので公表します。

【調査結果のポイント】〔（）内は、前年同月比または前年同月差を示す。〕

１ 賃金（一人平均）

(1)現金給与総額は、279,922円（1.9％減）となった。
うち所定内給与は242,384円（0.9％減）、所定外給与は19,791円（3.1％減）、所定内給与と所定外給与を合わせたきまって支給する給与は262,175円（1.1％減）、特別に支払われた給与は17,747円（12.4％減）となった。

(2)一般労働者では、現金給与総額は、364,814円（1.2％減）となった。
うち所定内給与は312,152円（前年同月と同水準）、所定外給与は27,570円（1.7％減）、きまって支給する給与は339,722円（0.2％減）、特別に支払われた給与は25,092円（12.5％減）となった。

(3)パートタイム労働者では、現金給与総額は、96,331円（1.0％減）となった。
うち所定内給与は91,501円（1.2％減）、所定外給与は2,966円（10.3％減）、きまって支給する給与は94,467円（1.6％減）、なお、時間当たり給与は1,148円（2.2％増）となった。

(4)実質賃金指数（現金給与総額）は、87.0（2.5％減）となった。
（消費者物価指数（持家の帰属家賃を除く総合）の前年同月比は、0.6％上昇）

(5)共通事業所による現金給与総額は、0.1％減となった。
うち所定内給与は0.5％増、きまって支給する給与は0.3％増となった。
また、一般労働者、パートタイム労働者、各々の現金給与総額は、0.1％増、0.7％減となった。

２ 労働時間（一人平均）

(1)総実労働時間は、138.3時間（3.0％減）となった。
うち所定内労働時間は127.5時間（2.9％減）、所定外労働時間は10.8時間（4.4％減）となった｡出勤日数は、17.9日（0.5日減）となった。
また、製造業の所定外労働時間の前月比（季節調整済指数）は、1.6％減となった。

(2)一般労働者では、総実労働時間は、164.3時間（2.3％減）となった。
うち所定内労働時間は149.6時間（2.3％減）となった。

(3)パートタイム労働者では、総実労働時間は、82.1時間（3.7％減）となった。
うち所定内労働時間は79.7時間（3.3％減）となった。

３雇用

(1)常用雇用指数は、106.0（1.8％増）、一般労働者では104.0（0.6％増）、パートタイム労働者では110.5（4.3％増）となった。

(2)パートタイム労働者比率は、31.56％（0.77ポイント上昇）となった。

※1 平成30年11月分確報から、平成24年以降において東京都の「500人以上規模の事業所」についても再集計した値（再集計値）に変更しており、従来の公表値とは接続しないことに注意。

※2 平成31年1月に30人以上規模の事業所の標本の部分入替えを行いました。1月は入替え前後の両方の事業所を調べており、新旧事業所の結果を比較したところ、現金給与総額では-2,532円（-0.9％）、きまって支給する給与では-1,576円（-0.6％）の断層が生じています。

※3 速報値は、確報で改訂される場合があります。

概況 [857KB]
報道発表資料 [136KB]

＜照会先＞
政策統括官付参事官付雇用・賃金福祉統計室
統計管理官　　　瀧原　章夫
室長補佐　　　　村木　幸広
（担当・内線）　企画調整係（7609, 7610）
（電話代表）　　03（5253）1111
（ダイヤルイン）03（3595）3145

詳しくはこちらをご覧ください。

（厚生労働省　https://www.mhlw.go.jp/index.html ／5月10日発表・報道発表より転載）