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掲載日:2018/11/13

日本の労働力のシェアリングを促進~パーソルがランサーズと業務提携し合弁会社設立 マッチングプラットフォーム「シェアフル」提供開始へ:パーソルホールディングス

総合人材サービスのパーソルホールディングス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 CEO:水田正道、以下パーソルホールディングス)は、フリーランス総合支援プラットフォームを提供するランサーズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 CEO:秋好陽介、以下ランサーズ)と共同出資による新会社、シェアフル株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:大友潤)を2019年1月に設立し、マッチングプラットフォーム「シェアフル」を提供いたします。2019年1月以降、企業・個人の事前登録を順次開始します。

パーソルグループが保有する求職者・取引企業の豊富なデータベースと、ランサーズがクラウドソーシングの運営を通じて培った技術力やノウハウを組み合わせることで、労働シェアリング市場の拡大を目指します。

パーソルグループは創業から45年間で培った顧客基盤と、人を介したマッチングを強みとして事業成長してまいりました。この度、課題となっていたオンラインマッチングの技術力とノウハウに強みを持つランサーズと業務提携することで、さらなる価値提供の実現に向けて邁進してまいります。

 

■合弁会社設立の背景と目的

日本における労働力不足は深刻化し、2025年に505万人、2030年に644万人の労働人口が不足すると予測されています※1。一方、フリーランスは1,119万人とこの4年で123%増加しています※2。また、総務省の追加就労希望調査では187万人が就労時間の追加を希望しているほか※3、就業中の派遣スタッフの約75%が副業を希望していることからも※4、現在の仕事に加えて短期間・短時間の仕事をしたいと考える個人は増えています。

しかし、顕在化している短期間の仕事のうち、事務や販売・飲食関連の比率は約28%に留まるほか※5、個人が副業をしない要因の最も割合が大きいものとして「やりたい仕事が見つからない」が挙がるなど※6、市場と個人の希望に乖離が生じ、十分なマッチングが実現できていない状況です。

こうした背景を受け、パーソルホールディングスとランサーズは、個人が短期間・短時間で自分の希望や経験に合った仕事を柔軟に選択でき、また企業が必要な時に必要な分の労働力を迅速に獲得できるマッチングプラットフォームの創造のため、兼ねてからの資本提携を拡大し、合弁会社設立に至りました。

パーソルグループが保有する登録求職者約850万人および取引企業数約2万8000社の豊富なデータベースと、ランサーズがクラウドソーシングの運営を通じて培った技術力やノウハウを組み合わせることで、個人に新たな働き方の選択肢を、企業により利便性の高い人材獲得の選択肢を提供し、日本の労働力のシェアリングを実現してまいります。

※1:パーソル総合研究所・中央大学「労働市場の未来推計2030」

※2:ランサーズ「フリーランス実態調査2018」

※3:総務省統計局「労働力調査 平成30年4~6月期」

※4:パーソルプロセスアンドテクノロジー調査 テンプスタッフ就業中スタッフへの副業意向アンケート

※5:総務省統計局「労働力調査/詳細集計 全都道府県 結果原表 全国」 うち2017年1月~12月(四半期単位のデータ結合)

※6:2018年6月ゼネラルリサーチ「副業に関する意識調査」

 

■「シェアフル」概要

本サービスは、「スキマ時間を価値に変える」を掲げ、短期間・短時間の仕事に特化し、柔軟な働き方を望む個人と必要な時に必要な分だけ人材を活用したい企業をつなぐオンデマンドマッチングプラットフォームです。個人は、専用アプリから自分のスキマ時間を登録するだけでその日の仕事が表示され、さらに自身の経験やスキル情報を入力することによって仕事紹介の精度をあげていくことができます。企業は、マイページから即時に求人情報を登録・掲載することができ、「すぐに・自由に・簡単に」人材を採用することが可能です。また、就業条件明示・勤怠管理・給与計算などの給与計算アウトソーシングサービスも利用できます。就業後は、個人・企業が互いの評価を登録し、その評価の蓄積が双方の信頼となり、次の仕事紹介や人材採用へつながっていく仕組みとなっています。

 

◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

(パーソルホールディングス株式会社 https://www.persol-group.co.jp//11月13日発表・同社プレスリリースより転載)