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掲載日:2018/10/26

在学中の内定率は5割を超え、一度就職後に就職活動を行う「第二新卒」の増加が目立つ~「2018年度マイナビ既卒者の就職活動に関する調査」:マイナビ

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、『マイナビ2019』に登録している既卒者を対象とした「2018年度マイナビ既卒者の就職活動に関する調査」を発表しました。本調査は、『マイナビ2019』会員のうち、大学・大学院等を既に卒業している就職活動者(=既卒者)を対象に実施しました。

 

【TOPICS】

1.在学中の内定率は5割を超え、一度就職後に就職活動を行う「第二新卒」の増加が目立つ

2.現在の内定率は45.0%で、現役学生と比べ約4割低く、既卒者の活動は厳しい結果に

3.「既卒者を受け付けている企業探しに苦労した」と回答した割合は6割で、前年より7.2pt減少。新卒学生と既卒者の垣根が徐々にではあるが低くなっている

 

<調査結果の概要> 

■在学中の内定率は5割を超え、一度就職後に就職活動を行う「第二新卒」の増加が目立つ

在学中の内定率は53.1%と前年より3.8pt増加し、調査を始めた2012年度(17.5%)から6年間で35.6pt上昇した。既卒者の中でも、在学中に内定を獲得したにも関わらず、就職活動を行っている人の割合が増加している。その事情について聞くと、「一度就職したが、退職もしくは在職しながら再度就職活動を行っている」が54.1%(前年比21.2pt増)と半数を超え、いわゆる「第二新卒」の増加が目立つ。在学中に活動していなかった人も含めると、既卒者全体の22.8%(前年比10.3pt増)が第二新卒だった。

在学中の活動の反省点としては、内定獲得者、未内定者ともに「自己分析」の不十分さがあげられ、企業とのミスマッチを防ぐことの重要性がうかがえる。

 

■現在の内定率は45.0%で、現役学生と比べ約4割低く、既卒者の活動は厳しい結果に

既卒者の調査時点での内定率は45.0%で、ここ数年横ばいとなっている(前年:44.0%)。現役学生の内定率は年々上昇し、8月末時点で83.4%に達していることと比べると、既卒者の活動は厳しいといえる。エントリー数や面接受験数も総じて現役学生より大きく下回る。今後については、内定者のうち72.7%が「内々定先に満足したので終了する(前年比10.1pt増)」と回答し、前年より満足度は高い。

 

■「既卒者を受け付けている企業探しに苦労した」と回答した割合は6割で、前年より7.2pt減少。新卒学生と既卒者の垣根が徐々にではあるが低くなっている

「既卒者を受け付けている企業探しに苦労した」と回答した割合は60.2%で前年より7.2pt減少した。まだ6割を超えるものの、企業側で新卒学生と既卒者の垣根が徐々にではあるが低くなっていることが感じられる。また、インターンシップへの参加有無について聞いたところ、「在学中、卒業後ともにインターンシップに参加していない」割合が66.2%で最も高い。在学中の就職活動の反省点として自己分析の不十分さがあげられたが、インターンシップの参加率の低さも要因としてあげられそうだ。

 

・「2018年度マイナビ既卒者の就職活動に関する調査」概要

○調査方法/『マイナビ2019』会員のうち、既卒の登録者にWEB DMを配信
○調査期間/ 2018年9月13日(木)~10月1日(月)
○調査対象/ マイナビ2019会員のうち、既卒の登録者40,089名
有効回答数269名(文系男子112名、理系男子51名、文系女子85名、理系女子21名
※本調査は2012年から実施し、今回が7回目となります

 

※調査結果の詳細は新卒採用サポネットで公開しています

 

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社長室 広報部
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(株式会社マイナビ https://www.mynavi.jp//10月24日発表・同社プレスリリースより転載)