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掲載日:2017/07/21

活躍するシニアは「仕事の楽しさ・上司の倫理」重視。一方、非シニアは「給料・上司の気づかい」重視~『シニア社員の実態調査』:日本能率協会マネジメントセンター

株式会社日本能率協会マネジメントセンター(代表取締役社長:長谷川隆、東京都中央区、以下JMAM[ジェイマム])は武蔵野大学経済学部の宍戸拓人准教授と共同で、日本企業で働く正規社員(非役職者)の中から50歳以上のシニア社員238名、30代の非シニア社員232名に対し、自身の働き方に関するアンケート調査を実施しました。このたび調査結果を取りまとめましたので、その内容を一部抜粋してお知らせします。

少子高齢化で生産年齢人口が減少する日本では、シニア人材の活用は焦眉の課題です。加えて、年功序列が崩れ年上の部下を持つ機会も珍しくない現状では、シニア社員に対する適切な理解を得ることが求められています。そこでJMAMではシニア社員の特徴や傾向を探り、企業がどのようにシニア社員をマネジメントし組織の発展に生かしていけるかのヒントを探るため、今回の調査を実施しました。

※シニア人材の活躍について詳細はこちら

 

<調査結果概要(一部抜粋)>

■シニア社員は「きちんとしていること」を好むほど仕事に精力的
シニア社員は、きちんとしていることを好むほど仕事も精力的に取り組み、いい加減な状況を許容するほど仕事も精力的に取り組まない傾向。一方、非シニア社員はきちんとしていることを好むかどうかは、仕事に精力的であるかとは関連性が低い。

 

■シニア社員は「楽しさ・興味」重視、非シニア社員は「給料・雇用保障」重視
シニア社員は内発的動機(仕事の楽しさ・興味)を持つほど、自身の職務を全うし周囲へ手助けする傾向。一方、非シニア社員は外発的動機(給料・雇用保障)を持つほど、役割を遂行し周囲へのサポートを行う傾向。

 

■シニア社員は「上司の誠実性、道徳的基準」重視、非シニア社員は「上司の気づかい・相談」重視
上司の倫理的行動(誠実性、道徳的基準)はシニア社員に対して好影響である一方、上司の感情的配慮(気づかい、相談)は非シニア社員に対して好ましい影響を与える。

 

<調査概要>
調査方法: インターネット調査
調査地域: 全国
有効回答: 470名 内シニア社員:238名(平均年齢55.6歳)、非シニア社員:232名(平均年齢34.6歳)
調査期間: 2017年3月

 

<本件に関するお問合せ先>
株式会社日本能率協会マネジメントセンター 広報担当
TEL:03-6362-4361(直通) / E-mail: PR@jmam.co.jp

 

◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。

(株式会社日本能率協会マネジメントセンター http://www.jmam.co.jp/ /7月20日発表・同社プレスリリースより転載)