ニュース 掲載日:2016/08/25

2016年7月 グローバル転職求人倍率1.40倍~電機(電気/電子/半導体)技術系で過去最高倍率。職種、業種により求人数と転職希望者数の需給バランスに偏り:ダイジョブ・グローバルリクルーティング

ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、バイリンガルのための転職・求人情報サイトDaijob.comを展開するダイジョブ・グローバルリクルーティング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:篠原 裕二)は、2016年7月末時点のグローバル転職求人倍率(※)をまとめました。

※グローバル転職求人倍率:2ヵ国語以上の言語において、ビジネスレベル以上のスキルを条件とする求人と、そのスキルを持つ転職希望者の需給バランスを算出したもの <転職求人倍率=求人数÷転職希望者数>

 

グローバル転職求人倍率を職種別に見ると、「電機(電気/電子/半導体)技術系」が最も高く、前月比5.33ポイント増の8.33倍、2013年8月以来過去最高倍率となりました。次いで、「総務/人事/法務」が前月比3.81ポイント増の7.06倍で、2014年12月に記録した過去最高倍率7.07倍に続く高倍率となりました。「メディカル/医薬/バイオ/素材/食品技術系」が前月比2.52ポイント増の5.44倍で、TOP3が全て5.0倍を超える高倍率となりました。

「電機(電気/電子/半導体)技術系」については求人数が前月並なのに対し、対象となる転職希望者が半分以下となったことが、高倍率の原因と考えられます。「総務/人事/法務」については、求人数が前月比135%なのに対し、転職希望者数が前月比62%、「メディカル/医薬/バイオ/素材/食品技術系」についても求人数が前月比119%に対し、転職希望者数が前月比64%となっていることが高倍率の原因だと考えられます。

 

グローバル転職求人倍率を業種別に見ると、「電気・ガス・熱供給・水道業」が最も高く、前月比8.20ポイント増の9.00倍。次いで「金融業,保険業」が前月比0.75ポイント増の4.38倍、「農林水産・鉱業」が前月比1.94ポイント増の3.75倍となりました。

「電気・ガス・熱供給・水道業」については、求人数が前月比2倍以上に増えているのに対し、転職希望者数が半数以下に減少、「農林水産・鉱業」については求人数が横ばいなのに対し、転職希望者数が半数に減少していることが高倍率の原因だと考えられます。「金融業,保険業」については転職希望者数が横ばいなのに対し、求人数が前月比1.2倍に増加し高倍率となりました。

7月度は職種別の倍率においてはTOP3が全て5.0倍を超え、業種別においては3.0倍を超え、職種や業種間の倍率のギャップが非常に高くなりました。職種別では「電機(電気/電子/半導体)技術系」、「機械(自動車/プラント/精密機器)技術系」、「メディカル/医薬/バイオ/素材/食品技術系」、「財務/会計」、「総務/人事/法務」、「マーケティング/PR」において長期的に高倍率を保っており、2016年度に入って以来、「IT技術系」においても2.0倍を超える高倍率が続いております。また、業種別では「製造業」、「金融業,保険業」、「情報通信業」において高倍率が続いており、職種や業種によって、需給バランスが偏っているのではないかと考えられます。

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(ダイジョブ・グローバルリクルーティング株式会社 http://corp.daijob.com//8月24日発表・同社プレスリリースより転載)