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掲載日:2016/07/13

男性の57.3%、女性の63.2%が有給休暇を取得することにためらいを感じている~子育て世代の年次有給休暇の取得意識『子どもがいる正社員の休暇に対する意識調査』より:第一生命経済研究所

第一生命保険株式会社(社長 渡邉 光一郎)のシンクタンク、株式会社第一生命経済研究所(社長 矢島 良司)では、全国の20~59歳の男女1,400人に対して「子どもがいる正社員の休暇に対する意識調査」を実施しました。この中から、配偶者も自分も正社員として働きながら子育てをしている人の年次有給休暇の取得実態と取得することに対する「ためらい」意識に関する調査結果を紹介します。

 

≪調査結果のポイント≫

年次有給休暇の取得状況
●末子の学齢別にみて最も取得率が高いのは、男性は末子が「大学生」50.4%、女性は末子が「幼稚園・保育園」63.2%

 

年次有給休暇の取得理由
●男性は「家族との旅行、レジャー」、女性は「子どもの学校行事」が第1位

 

年次有給休暇の希望する用途
●第1位は男女とも「家族との旅行・レジャー」、第2位は男性「自分の休養・リフレッシュ」、 女性「子どもの学校行事」

 

有給休暇を取得することへの「ためらい」意識
●男性の57.3%、女性の63.2%が有給休暇を取得することにためらいを感じている

 

有給休暇を取得することにためらいを感じる理由
●男女とも「休むと職場の他の人に迷惑がかかるから」が第1位

 

ためらいを感じずに取得できる理由
●男性は「自分のペースで仕事を進めることができるから」、女性は「職場の他の人と仕事の調整・分担ができているから」が第1位

 

有給休暇の取得促進のメリット
●第1位は男女とも「従業員の心身の健康を高める」、第2位は男性は「従業員の生産性向上」、女性は「両立のしやすさ」

 

≪調査の概要≫
1.調査対象 20~59歳で、民間企業で正社員として働いており、かつ大学生(短大、専門学校、大学院を含む)までの子どもがいる男女1,400人(男女700人ずつ)
2.調査方法 インターネット調査(株式会社クロス・マーケティングのモニター)
3.調査時期 2015年11月
4.分析対象 今後、女性の活躍推進にともない、子育てと両立しながら正社員として働く女性が増えるとともに、そのような女性を妻に持つ男性も増えることが見込まれます。そこでここでは、正社員の配偶者をもち、自分も正社員として働いている男女980人について分析をおこないました。
5.分析対象の属性(全体、性・年代別、性・役職別、性・企業規模別)

 

<お問い合わせ先>
(株)第一生命経済研究所 ライフデザイン研究本部
研究開発室 広報担当(津田・新井)
TEL.03-5221-4771
FAX.03-3212-4470

 

◆ 本調査の詳細は、こちら(PDF)をご覧ください。

(株式会社第一生命経済研究所 http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/ /7月11日発表・同社プレスリリースより転載)