ニュース
社会 教育・オピニオン
掲載日:2016/07/06

賃金引上げを3年連続で実現。平均賃金方式において、大手組合と中小組合の賃上げ率の乖離を縮小~『2016春季生活闘争 第7回(最終)回答集計結果』(連合調べ)

日本労働組合総連合会(連合)は、2016春季生活闘争につきまして、6月末時点の状況を7月1日(金)午前10時時点で取りまとめた第7回(最終)回答集計を実施いたしましたので、その結果を次の通りご報告いたします。

 

【概要】
○連合は2016春季生活闘争について、最終の回答集計を実施した。 月例賃金にこだわり賃上げの継続を求める闘争を進めた結果、賃金引上げを3年連続で実現した。また平均賃金方式において、大手組合と中小組合の賃上げ率の乖離を縮小することができた。 この結果は、政府・財界の意向が「年収ベースでの引き上げ」にとどまっていたのに対し、連合が徹底的に月例賃金にこだわった成果である。またトリクルダウンではなく「底上げ・底支え」こそが「格差是正」「経済の好循環実現」の決め手であることを、それぞれの労使が実証したものと受け止める。

◯非正規労働者の時給改善(単純集計)は昨年を2.12円上回った。 また、無期契約への転換や一時金支給の制度構築など、非正規労働者の処遇改善の取り組みについても、件数・内容とも前進した。

○2016春季生活闘争の最終まとめは、本回答集計結果の詳細分析などを踏まえ、8月25日の第9回中央闘争委員会にて確認する。

 

<問い合わせ先>
総合労働局
総合労働局長 須田 孝
直通電話 03(5295)0517
代表電話 03(5295)0550

 

◆本調査の詳細は、こちら(PDF)をご覧ください。

(連合(日本労働組合総連合会)http://www.jtuc-rengo.or.jp / 7月5日発表・同会プレスリリースより転載)