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掲載日:2016/06/07

応募者が【ブラックバイト判定する】三つの鬼門とは!?採用担当者が知るべき応募者の行動心理~『アルバイト&パート採用プロセス行動調査2016』:ツナグ・ソリューションズ

ツナグ働き方研究所(株式会社ツナグ・ソリューションズ/本社:東京都/社長:米田 光宏)が実施した「アルバイト&パート採用プロセス行動調査2016」で、応募者が応募から面接に至る行動傾向を調査しました。その調査において、「ブラックバイトなのか?違うのか?」を応募者が見極めるために用いている三つのチェックポイントが存在することがわかりましたので、抜粋してお知らせいたします。

 

【ブラックバイト判定三つの鬼門】

■鬼門1『応募電話』
スマホ普及で応募は電話回帰。雑な電話対応だと応募者瞬殺!

■鬼門2『職場下見』
応募者の5割が面接前に下見!リアルな職場環境がモロばれの時代!

■鬼門3『面接本番』
応募者側もアナタを見ている!面接官の上から目線に5割が不満!

 

【調査結果(一部抜粋)】

■鬼門1『応募電話』
いま応募者の6割が電話で応募!
スマホ普及で「ネットで検索→電話で応募」が主流になる中、雑な対応だと応募者瞬殺!
応募時の電話対応で、応募者は店長の人柄や職場の雰囲気を推測!

仕事探しで利用した情報媒体についてのリサーチでは、「ネット媒体」(46.0%)が1位。しかも「紙媒体」(23.4%)のダブルスコアを獲得する結果になりました。まさにスマートフォン(以下スマホ)の普及で、仕事探しは、完全にネット時代を迎えているようです。

このスマホ普及が、応募行動にも変化をもたらしていることは容易に想像できる範囲。しかし、本格的ネット検索時代で応募手段もWebメールが主流になるかと思いきや、応募者全体の61.1%が「電話」を利用している事実があります。つまり、応募はデジタル化せず、むしろアナログな電話応募に回帰しているのです。ネット媒体利用者も62.8%が電話で応募しています。

そして、この電話応募回帰がもたらしたのが、電話対応で、応募先がブラックなのか?違うのか?を確かめる“ブラック度チェック”です。たとえば電話口のスタッフに、「横柄な態度をされた」「電話してもなかなかつながらない」……このようなことがあると、ただでさえ“ブラック”に過敏な最近の応募者は不安を抱き、応募自体を止める可能性もあるのです。応募者に関する簡単な確認と面接設定というシンプルなやりとりの中で、応募者が不満を抱き面接に行く気持ちを失くさせてしまう……というのはスコア以上に痛いコミュニケーションだと捉えるべきでしょう。

 

■鬼門2『職場下見』
応募者の5割が面接前に下見!
口コミサイト全盛時代、誇張した求人広告だけでは半信半疑!
ググって調べて、さらに直接下見に!

面接に行く前に応募先へ下見に行ったことがあるかという質問に対して「ある」と回答した応募者が51.2%。なんと、過半数以上の応募者が応募先を下見に行っていました。クチコミサイトやランキングなど、客観評価から情報を収集し選択することが一般化してきたことも手伝い、ネットで細かく調べて、さらに最終的には自分の目で「職場」を確かめる応募者が増えているのです。

下見の際のチェックポイントは圧倒的に「店・勤務場所の雰囲気」(55.3%)。「忙しすぎないか?」・「店長さんはピリピリしてないか?」などのブラック要素をはじめ、飾られていない「職場の素顔」をチェックしているのです。

 

■鬼門3『面接本番』
いうまでもなく面接は、応募者にとって「ブラックバイト判定」最終関門!応募者側もアナタをしっかり見ている!
面接官の上から目線に5割が不満!

アルバイト・パートの面接時に不満に思ったことがあるかを聞いたところ、「不満に思ったことがある」応募者が50.7%。2人に1人はなんらかの不満があるという結果です。その理由は、最も多かった回答が「面接官の態度が上から目線だった」(48.8%)。ほぼ不満は面接官に集中しています。

面接官イコール店長さんなどその職場の責任者であることがほとんどでしょう。その職場のラスボス自体の見極めが、応募者がブラックかどうかをチェックする最大の要素なのです。

 

【「アルバイト&パート 採用プロセス調査2016」調査概要】
●調査対象:アルバイト・パートに直近で接点がある全国の18~69歳までの3,000人
●調査目的:応募→面接→採用→入社といった採用に関する一連のプロセスにおいて、5段階プロセス14項目の設問を抽出、各プロセスにおいてどのような意識が働いているのか?あるいはその意識に基づいてどのような行動がとられているか?を調査。

※調査全文をご希望の際は、こちらよりご覧ください。
 

◆ 本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

(株式会社ツナグ・ソリューションズ http://www.tsunagu.co.jp/ /6月3日発表・同社プレスリリースより転載)