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掲載日:2016/04/01

新経済連盟、就職・採用活動に関する提言を発表~大学でのインターンの単位化促進、対面以外の選考方法の推進、一括エントリーからの脱却など~

新経済連盟(所在地:東京都港区、代表理事:三木谷浩史)は、3月30日、当連盟内での議論を踏まえ、就職・採用活動に関する提言「新たな時代の就職・採用活動に関する基本的な考え方」を発表しました。

 

■「新たな時代の就職・採用活動に関する基本的な考え方」概要

【基本方針】
企業・学生双方におけるより積極的・能動的な就職・採用活動を促進するような、多様で柔軟でフェアな環境づくりが必要。

【インターン】
既に大半の学生がインターンを経験するようになっており、また採用活動と直結するものも増加している。採用活動時期を決めてしまえば、インターンまで規制する結果になりかねない。

【実学教育】
学生の「学業」には、社会の仕組みや仕事のやり方を学ぶことも含まれるはず。であれば、大学でのインターンの単位化促進や実学教員増員など、教育の場と実社会との連携を促進させる施策が必要。

【対面以外の方法】
学生への配慮としては、スカイプ面接・ビデオインタビュー・クラウドインターン・オンラインテストなど、対面以外の選考方法を推進すべき。

【一括エントリー】
学生の安易なエントリーや企業の膨大なコストを生む一括エントリーは弊害の方が大きい。それに代わるものとして、 SNSを用いたダイレクト・リクルーティングやAI・ビッグデータを用いた科学的採用など、学生・企業の双方が積極的・能動的に動くことのできる方法を促進すべき。

【総括】
就職・採用活動はそれ自体だけではなく、欧米の例も踏まえながら、実学教育の充実やジョブ型雇用への移行など、教育・雇用システム全体まで視野に入れた検討が必要。

 

提言本文はこちら(PDF)

 

◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

(一般社団法人新経済連盟 http://jane.or.jp/ /3月30日発表・同社プレスリリースより転載)