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掲載日:2016/02/04

ノバレーゼ、正社員・契約社員の2015年度の有休取得率が91.0%に
~2年前より46.9ポイント増、大幅に改善。「休むための年間計画」策定が功奏す~

ウエディングプロデュース・レストラン運営の株式会社ノバレーゼ(本社:東京都中央区、浅田剛治社長、東証一部、資本金:6億円)は、管理職者(各部門長とその他管理職)と各レストラン料理長を除く正社員・契約社員482人※1の2015年度(2015.1~12末)の有休取得率※2が91.0%となりました。前年比13.3ポイント増で、2年前(2013年度)の同取得率44.1%と比べると46.9ポイント増となり、大幅に改善しました。

管理職者クラス(管理職者と各レストラン料理長)を除く社員一人ひとりの希望に応じて、「休むための年間計画」を年初に策定し、有給休暇の日程を予め確定させる取り組みが、功を奏しました。社員は、年間を通じて事前に休日を把握できるので、旅行やレジャーなどの予定が立てやすく、「急きょ休むより、プライベートが充実したものになる」と評判です。

「休むための年間計画」はまず、2015年の年初から1月下旬にかけて、各部門長が社員から取得希望日をヒアリングして、一年間の部署単位の有休取得予定表を策定し、本社人材管理部に提出しました。

その後、部門長と人材管理部の双方で、定期的に出勤簿を確認し、取得の促進と管理を行いました。特に管理職者クラスには、部下となる全正社員・契約社員の「有給休暇取得率100%」を義務付け、「部下を休ませる」ことへの意識づけを徹底しました。

また3カ月に一度、各部署の達成率を社内イントラネット上にランキング形式でアップし、「有休を取得すること」を社内全体で盛り立てる取り組みを行いました。

その結果、一般的に「ブライダルやレストラン業は顧客の予定に左右されやすいため、残業や休日出勤が続き激務になりがち」とされるなか、企業の全国平均47.3%(厚労省H27年「就労条件総合調査」)や、同業の「宿泊・飲食サービス業」32.2%、「生活関連サービス業・娯楽業」38.2%(ともに同調査)を大きく上回りました。

 

2016年度は、管理職者クラス(2015.12時点68人)も「有給休暇取得率100%」の対象とします。全社員が有休を完全に消化できる、働きやすい環境を整えることで、優秀な人材確保につなげます。

※1途中入社の社員など、期間内(2015.1~12月末)に初めて有給休暇を付与された者(217人)は、有休消化期間が一年に満たないため除いています
※2 有休取得率の計算方法は「1年間(1~12月末)に取得した有休」÷「同期間に付与された有休※3」という国の算出方法に準じています
※3 当社の有休付与日数は社員の勤続年数により異なり、年間10日間から最大20日間です

 

<ノバレーゼの有休取得率推移と取得率向上に向けた取り組み>

年度/取得率/前年比/取り組み内容

●2015年度(2015.1~12)/91.0%(83.5%)/13.3pt増(13.7pt増)/
管理職者(各部門長とその他管理職)と各レストラン料理長に対して、彼らを除く全正社員・契約社員の有給休暇取得率100%を義務付け、有給休暇取得率が未達成の部門長は人事考課にて査定する取り組みを年初から開始。
同時に、部門長と「有給休暇取得率100%」の対象となる全正社員・契約社員とで「休むための年間計画」を策定しました。
また社内イントラネットを活用し、3カ月に一度、各部署の達成率をランキング形式でアップしました。
年間を通じた全社での取り組みが功を奏し、2015年度の有休取得率を91.0%まで引き上げることに成功しました。

●2014年度(2014.1~12)/77.7%(69.8%)/33.6pt増(32.7pt増)
下半期から、管理職者を除く全正社員・契約社員とその部門長とで「休むための下半期計画」策定の取り組みを開始。
その結果、上半期21.6%だった取得率が下半期は43.5%と倍増しました。

●2013年度(2013.1~12)/44.1%(37.1%)/―/―

※カッコ内の数字(ご参考情報)は、期間内(2015.1~12末)に初めて有給休暇を付与された者も含む数値です

 

<ご参考資料:ノバレーゼの休暇制度>
30日休暇制度:
3年に一度、育児や介護など特定の理由を目的としない、社員自身がリフレッシュするために使える「30日休暇制度」を2000年の設立当初から導入しています。
自身の業務に関連するドレスや料理の勉強に海外へ旅行した社員も多数います。
個人の仕事へのモチベーションも向上し、コストを超える大きな効果を発揮しています。

●全社休業日 年2回
“Rock your life”という当社の経営理念をなぞった全社休業日「Rockの日」を、2015年から年2回設けています。
部署や店舗ごとで遊びに行くといった、これまでできなかった社員の交流場にもつながっています。

●育児休業延長制度
子どもが1歳6カ月を迎えるまでを最大としていた休業日数を、2015年2月から3歳まで延長しています。

●育児休業中の定期面談制度
育休者の近況確認および社内の情報共有、復職時期や勤務地、勤務体系等のすり合わせを、定期面談で行う制度を2015年3月から導入しています。
面談は休職者とその所属部署の部長職以上の管理職者とで行います。
3カ月に一度を目安に、半年に1度は必ず行うよう、取り決めています。頻度や回数は休業者の希望に応じています。
今後の働き方など子育てママならではの不安を払しょくする狙いです。

 

<本件に関するお問い合わせ先>
(株)ノバレーゼ 広報担当:松井 TEL.03-5524-2299 FAX.03-5524-1133
E-mail: t-matsui@novarese.co.jp
広報事務局((株)Clover PR内)担当:澤本、福本 TEL.03-6452-5220 FAX.03-6452-5221
E-mail: cloverpr@cloverpr.net


◆本リリースの詳細は、こちら(PDF)をご覧ください。

(株式会社ノバレーゼ http://www.novarese.co.jp/ / 2月2日発表・同社プレスリリースより転載)