近年、働く環境が大きく変化しているが、それに合わせるかのように、職場における「ストレス要因」も増加している。その影響で心身の健康を害する人も急増、大きな社会問題となっていることは、人事サービスに携わる皆さんには説明するまでもないだろう。
働く人が心身の健康を害すれば、当然、組織の生産性は低下する。企業にとって、社員の「メンタルヘルス」を健全に保つことは、重要な課題といえるだろう。それでは、企業は実際、どのように「メンタルヘルス対策」を行っているのだろうか。
少し古いデータだが、『日本の人事部』が2008年4月に実施した「職場におけるメンタルヘルス」アンケート結果を引用したい。「あなたの勤務先では具体的にどのようなメンタルヘルス対策を行っていますか」という質問に対して、全回答者597名のうち、実に240名もの人が、「特に対策は行っていない」と回答している。また「勤務先のメンタルヘルス対策はどの程度活用されていると思いますか」という質問に対しては、「あまり活用されていない」「まったく活用されていない」という評価が、合わせて全体の63.9%にも上った。メンタルヘルス対策の重要性を認識しながらも、十分な対策ができている企業は依然として少ないことがわかる。
いずれにしても、現在の職場には、今日的とも言うべき多様な「ストレス要因」が山積している。企業にメンタルヘルスの重要性を説いていくこと、また、そのための業務をサポートすること――。これからのメンタルヘルスサービス企業は、企業の対策が不十分であることを理解し、徹底してサポートしていかなければならないだろう。
そこで、企業のメンタルヘルス対策の改善に関わる、全ての人事サービス業の方たちに、ぜひ参考にして欲しいサイトが登場した。以下をご覧いただきたい。